【楽農くらぶ便り】進化するリヤカーと目安箱

大東文化大学 齋藤ゼミレポート(7)

 第4回家つくりWSが、7月18日(土)に開催されました。

 今回は活動が始まる前に、先ず我々ゼミのメンバーで、朝採れたてのトウモロコシの試食をしました。

 生で味見です! 生でトウモロコシを食べるのは初めてでしたが、驚く程甘くジューシーでした。

 徐々に集まってきた参加者の皆さんも、その美味しさに笑顔でスタートした今回のWS。恒例の自己紹介もテンポよく進みます。

「荷台」から「販売台」へ

 前回に引続きリアカー修繕がメインとなるこの日。「2号機」の製作にあたり、リアカーの構成を相談しました。

 単なる荷台ではなく、販売台としても使えるよう板の取り外しを可能にするため、レールで板をスライドできる造りとすることが決まりました。

 また、目安箱についても、我々が配布した資料とミニチュアをもとに議論がありました。

 側面のデザインは、この日参加したお一人が担当してくださった他、ゆくゆくはメッセージ板としての運用を考え設置する案が出るなど、目安箱の将来の姿がより具体化しました。

 回を重ねるごとに「変化する」箱のデザインは勿論ですが、投函された「感想シート」を定期的にピックアップすることで、誰もが本活動を共有することが出来るメディアの一つとしても、今後注目です。

廃材で工夫を凝らす

 そして、いよいよリアカー整備に取り掛かります。

 頂いてきた廃材をリアカーにあて採寸し、ノコで切った板に柿渋を塗りました。前回の経験もあり、作業は快調に進みましたが、塗った柿渋を乾かす間、不安定な天気に自然とテントに人が集まりました。

 雑談が進む中、そのままランチタイムへ移行。今回はスノードロップさん提供の絶品お昼ご飯です。

季節を感じる夏野菜ランチ

 古代米を混ぜたご飯に、大根と蒟蒻の味噌田楽、挽肉じゃがには大葉を散らし、その場で和えた甘夏の酸味が実に爽やかな酢の物と、夏野菜と茸の汁物で、午後に向けてエネルギーをチャージしました。

 私たち、学生は、たくさんお代わりを頂き、お腹いっぱい!…でした。

 雨脚が弱まるのを待ちながら、お話ししながらゆっくりとランチをいただいた後は、板の組み立てです。

 1号機と同じくワイヤーと、レール部はスクリューで固定し、2号機が完成しました。今回も強度はばっちりです。

 最後に、「ふらじゃいる」さん提供のティータイムで疲れた身体をリフレッシュ。

 今回は、オリーブの葉を使ったものと、狭山茶の茎の部分を煮出したものの2種類のお茶の用意がありました。オリーブの葉は、ハーブティーのような香りが楽しめ、お好みで薄めて頂きます。

 天気が始終優れなかった今回のWSでしたが、おかげで、ゆったりとした時間が流れるテントの下に集い、会話の弾む、実りあるWSとなりました。熱く蒸す中、皆さんお疲れ様でした。

(大東文化大学 環境創造学部 齋藤ゼミ 田中麻祐子)


▲当日の様子をぜひ動画でご覧ください(produced by 齋藤ゼミ 大東文化大学)


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